ブーメラン効果
- 智子 大瀧
- Jul 14, 2024
- 2 min read
昨日、交流分析のオンライン講義を受けたのですが、「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」という言葉が心に残りました。いろんな場面で聞く言葉ですが、交流分析は、自己発見と人間理解を通じ、よりよい人間関係を求める気づきの科学なので、今の自分に課題や問題を感じるのであれば、自分を客観視して、自分の考え方や感じ方の癖を見直して、人との関係を作りなおすことが大事だということに気づかされました。
うまくいかないことがあると、つい「〇〇さんが〇〇だから、〇〇してくれたらいいのに・・・」と他人を責めてしまいますが、そう仕向けているのは自分かもしれません。人を変えるよりも自分を変える方がずっと簡単なのに・・・。
子どもに対しても同じです。子どもが思った通りに行動してくれない時、なぜ?と思ってしまいますが、仕向けているのは自分かもしれません。子どもは1ミリも変えないで(保育士で臨床心理士の藤原里美先生がよく使われる言葉です)、周りの環境(人も含め)を変えることで子どもの行動は変わると思います。
大人も子どもも、ストローク(精神的な刺激)を求めています。誰かに認められたいという欲求です。交流分析では、与えるべきストロークは与える、自分がストロークが欲しいなら、相手に先にストロークを与える。そうするとブーメラン効果で自分に戻って来るそうです。
褒めるとつけあがる・・・昔はこんな言葉を口にする大人がいました。そんなことはありません。褒めてください。認めてください。言葉にしなければ伝わりません。大好きだよ・・・たくさん伝えてください。子どもはそんなストローク(言葉)をもらうと、自分に価値があると思えるようになります。ストロークは減らないそうです。出し惜しみしなくて大丈夫です。
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