若い力
西区の園長会に出席しました。今年度新規開園した園を入れて、45園認可保育園があるそうです。りんごの花保育園も新しく仲間入りさせて頂きましたが、温かく迎え入れて下さり、有り難く思っています。
園長会の中で、西南学院大学4年生の学生さん2人が立ちあげたインターシップ事業について説明がありました。
実習先であまり良い思いをしなかった(たぶん嫌な思いをした・・・をオブラートに包んだ表現だと思います)から就職しないという学生の声を聞き、もったいないと思ってこの事業を立ち上げたそうです。
保育現場でより深く、長い体験をして、自分の思いを実現できる園をきちんと見極めることがインターシップ事業の目的で、園にとっても必要な人材を確保できるのでいいなと思いました。爽やかに堂々と説明をする2人の学生さんに、園長先生方がいろいろ意見や質問をされて、学生さんが考えた事業に関心と感心を持たれたようです。
「実習先に行って、保育園や幼稚園に就職するのが嫌になった」という話は学生から良く聞きます。実習に行って、意欲が失われるのはとても残念です。「実習先は、自分のこども観や保育観に合うところをしっかり調べて行くようにね。」と授業でいつも話すのですが、事前に調べることは難しいようです。
園側から言えば、保育士不足は深刻ですが、大切な子ども達を育てる大事な人材です。誰でもいいわけではありません。
若い人たちが自分達で考えて事業を起こしたことが素晴らしいと思います。いつの時代にも志がある若者がいるんですね。事業が拡がり、深まり、継続することを願っています。