感謝
- 大瀧智子
- Jul 29, 2018
- 2 min read
前に勤めていた園が、園舎の建て替えをすることになり、先週地鎮祭が行われたそうです。40年位経つので、私がいた頃から、水漏れしたり、雨漏りしたり、修理をしながらがんばって建っていた園舎です。
保護者の方と一緒に作ったビオトープ、地域の方にお手伝いしてもらってたくさんの野菜を収穫した畑、春になると子ども達のままごと遊びに彩りを添えてくれた黄色のモッコウバラ、夏になると絶好の日陰となり、子ども達の遊びを見守ってくれた見上げるほどの楠、どんなに切っても毎年花を咲かせてくれたおしろいばな・・・色水遊びに欠かせませんでした。美しい実をつけてくれた杏の樹、毎年おいしいジャムを作りました。大きく枝を伸ばした桜の木・・・事務所の窓から、桜の花びらが雪のように散っていく様をボーっと見ている時間が好きでした。
小学校の運動場みたいな園庭はいやで、芝生を張って、樹を植えて、子ども達が夏にはかきごおり、冬は焼き芋を並んで座って食べていたサークル・・・そして、私の元気の源で、毎年たくさんの実をつけてくれたりんごの樹。
私が大好きだったあの古びた使い勝手の良い園舎や、子どもたちにたくさんの遊びを提供してくれた園庭がなくなると思うと、本当にさびしいです。
りんごの樹もなくなると聞いていたのですが、先週保護者の方がお仕事の機材を持って来てくださって、移植して下さったそうです。もう感謝しかありません。ありがとうございます。
「ブログ見てますよ。続けて下さいね。」とその保護者の方から言われて、今も続けています。このブログをかくことで、前の園の方々と繋がっていられるような気がするからです。
りんごの花を見に、りんごの実に会いにいきます。
移植したりんごの樹が大きく育ちますように。
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