がんばってできたこと
今日の朝、はな組(2歳児)の保育室にいる時、嬉しいできごとがありました。
朝の会が終わって、一人ずつトイレに行っていた時のこと。「園長先生、Aちゃん、おしっこがでました!初めて出ました!」と弾んだ声で、M先生が教えてくれました。
「Aちゃん、おしっこでたの?」「うん。トイレに座ってチョロチョロって出たと。」「すご~い!」Aちゃんは、割とクールに、でもやっぱり嬉しそうに教えてくれました。
担任のA先生は、もう嬉しくてたまらない様子です。後から出勤したもう一人の担任のW先生も、「すごい!びっくりした~!」と本当に嬉しそうでした。
昨日、私がAちゃんをトイレに誘うと、頑なに「いや!」・・・・「じゃあ、お外に行くんだったら、トイレに座るだけでいいから座って来て」と言うと、しぶしぶトイレに座っていました。
6月くらいからずっとトイレトレーニングを続けて来て、トイレでの成功が増え、普通のパンツで過ごす子も増えてきました。でも、Aちゃんは、1度も成功したことがありませんでした。
担任の先生も悩んでいたのですが、諦めずに声を掛け続けていました。最近は、お母さんも失敗覚悟で、普通のパンツで登園させて下さっていました。
トイレトレーニングなんて興味がないように見えたAちゃんですが、トイレに誘うと、頑なに拒否をしていたのは、できないことがやっぱり嫌だったのでしょう。
今日は、1度も失敗しないで、4回も成功しました。夕方、お母さんがお迎えに来られた時に、「お母さん、Aちゃんがお話したいことがあるそうです。」とW先生が言うと、Aちゃんは、「トイレでおしっこが出たと。」と言い、驚くお母さんを見て、「おしっこ行って来る!」と、トイレに走っていったそうです。
少し前にトイレに行ったばかりで、さすがに出なかったそうですが、それを聞いたお母さんはとても喜んでくれたそうです。
子どもは、日々成長します。その姿からは見えにくいのですが、成功の影では悩んだり、自信を失くしている時もあります。それを乗り越えてできたからこそ、大きな自信となるのでしょうね。