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児童虐待防止週間
- 大瀧智子
- Nov 5, 2018
- 2 min read
今月は、児童虐待防止月間です。11月1日の夕方、要保護児童支援対策地域協議会のメンバーの方々と一緒に、姪浜駅前で児童虐待防止の理解を求める街頭キャンペーンに参加しました。
平成2年最初の調査で、児童虐待の件数は1,101件でしたが、年々増え続け、平成29年度は13万4千件に上っています。特に、ここ数年の伸び率が高いのが心配です。
最初の頃は、児童虐待の定義も曖昧で、一般に家庭内のことに第三者は口を出さないという風潮がありました。家庭で行われている虐待が、躾(しつけ)という名のもとに見過ごされてきたのです。
厳しいしつけは、その結果において効果がないこともデータで証明されています。保育士は子育てのプロです。当然のことですが、子どもに対する虐待(暴力・暴言等)は一切認められません。何度も同じことをするからと言って、手やお尻をパチンと叩くことも、もちろんダメです。子どもが噛んだ、押したからと言って、同じようにする「目には目を」のような叱り方は許されません。
子どもは、大人から見れば悪いことを何度もして、少しずつわかっていきます。待ちましょう。その都度話をすれば、必ずわかってくれる日が来ます。
児童虐待は、子どもの未来を壊します。一人ひとりの子どもが尊重され、社会の一員として育つように、児童虐待に対してアンテナを張りましょう。