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子どものための保育

りんご組(3・4・5歳児)担任Y先生のお子さんが通ってある幼稚園に、N先生と視察に行きました。

 Y先生は、お子さんが3人いらっしゃるのですが、一番下のお子さんのことを考えて幼稚園を選択され、本当にこの幼稚園に通わせてよかったと良く話して下さいます。

 キリスト教の幼稚園で、3・4・5歳児の異年齢児クラスで、30年前からハンガリーのコダ―イ保育を実践されているそうです。

 園長先生が、穏やかに、丁寧に幼稚園で大事にしてある保育の内容や環境、自由保育の中で育つ力について話して下さいました。各クラスに自由に入って、写真を撮ることも許可して頂きました(もちろん、お子さんの顔等写らないように)。

 子ども達がそれぞれの遊びに集中し、子ども同士が役割分担や協力しながら遊びが持続していました。あるお部屋では、5,6人でわらべ歌をしていたのですが、わらべ歌や英語教室も、必ずみんなが参加しなくてはいけないものではなく、子ども達の意思で決めていいそうです。自分の意志や思いを尊重され、自分で選択することが保障されているので、子ども達は生き生きと落ち着いて行動できているのだなと思いました。

 6つある保育室は、それぞれの先生が子ども達の姿を見ながら、環境を作ってあることが良く分かりました。使いこなされた道具や、教材、遊具がわかりやすく配置され、子ども達が自由に使っていました。

 これまでも、異年齢児保育、コーナー保育を取り入れた子どもの遊びを大切にする保育園や幼稚園をたくさん見て回りました。どの園の子ども達も、十分遊び込むことで、たくさんの学びがあり、更に遊びが広がることが共通しています。

 先生達の動きや声かけが優しくて静かなのがとても印象的でした。「私達保育者の声が大きいと、子どもの小さな声を聴くことはできません。」と言われた言葉が心に残りました。子ども達も大きな声を出したり、走り回っている子はいませんでした。

 今日はたくさんの学びがありました。りんごの花保育園も、子ども達の遊びを広げ、深め、主体的に考え、行動できる子ども達を育てるために、環境づくりに力を入れていきます。

 視察を快く受け入れて下さった園長先生、先生方に感謝致します。繋いで下さったY先生、ありがとうございました。

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