増え続ける保育園
- 大瀧智子
- Jan 12, 2019
- 2 min read
昨日ブログに書きましたが、福岡市の3分の2ほどの保育園が定員割れをしているそうです。5~6年前には考えられなかった状態でしょう。
子ども・子育て支援制度が始まる前の説明会で、今まで社会福祉法人か学校法人に限定されていた保育所の実施主体の規制が緩和され、企業等も保育所を運営できるようになると国の行政担当者が話をされました。大切な乳幼児保育を誰でもできるようになることに驚き、「コンビニのように保育所がどこにでもできるということですか?」と質問すると、平然と「そうです。」と答えられました。
子どもは与えられた環境を受け入れてくれます。もっと広くて明るい部屋で快適に過ごしたい、外でたくさん遊びたいと思っても言葉にすることはありません。
大人はこのコンビニはサービスが悪いから行かないと言えますが、子どもは言えません。そもそもサービスは子どもに向けられているものではなく、大人が選択してくれるためのものです。
待機児童がいる限り、保育所は増え続けていくでしょう。その流れを止めることはできません。どの保育所も子どもの幸せのために一生懸命頑張っていると信じたいと思います。
起きているほとんどの時間を、人格の基礎が作られる大事な時間を過ごす場所です。子どものために環境を整え、心も体も伸び伸びと自分らしく、自信を持って新しい力を獲得する場にしなければと思います。
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