Aちゃんの気持ちしだい
昨日の職員勉強会の続きです。
自分は、子どもの気持ちに寄り添えているだろうか、子どもの気持ちを大切にしているだろうかについて、それぞれ考える大切な時間となりました。
S先生の「子どもを信じて待つ」という事例を聞いて、保育士1年目のY先生は、Aちゃんとの関わりを思い出したそうです。
先日、体調が悪かったAちゃんは病院を受診して、給食時間近くになってお母さんと登園して来ました。小さい子ども達はみんなそうですが、いつもと違う時間に登園するとお母さんとの別れが悲しくなります。この日のAちゃんは、今までにないくらい泣いていました。大好きな外遊びに誘っても、お部屋に入っても泣き止んでくれません。
0歳児のMちゃんがやっと寝ようとしたところに、Aちゃんの大きな泣き声が響き渡り、Y先生はどうしようかと迷っていたそうです。
Mちゃんの担当のS先生に、「Aちゃんを外に連れていきましょうか?」と訊ねると、「Aちゃんの気持ちしだいです」とS先生に言われてハッとしたと話してくれました。私は、周りの状況ばかり気にして、一番大切なAちゃんの気持ちに寄り添えてなかったと・・・。
そう気づいて、Aちゃんに向き合い、抱っこして、「お母さんがいいよね」と話しかけているうちに、少しずつAちゃんの気持ちは落ち着いていったそうです。
自分が大事にされること、それが「自分が好き」と思える自己肯定感の最初の1歩になるのでしょう。