音環境
- 大瀧智子
- Jul 31, 2019
- 2 min read
プール遊びと同時に、4、5歳児のお昼寝が始まりました。朝早く登園する子はすぐに眠り、遅めに登園する子、体力がある子は、ゴロゴロしながら身体を休めています。眠れなくても、小さな声でおしゃべりしたり、クスクス笑ったり和やかな時間が流れています。 「1日の中でこんな静かな時間があってもいいですね。」とりんご組(3、4、5歳児)の先生達は話したそうです。 昔は、1クラスの子どもの人数が多くて、迎えに来られる保護者の方が、「先生、よくこんなうるさい中にいられますね」と言われました。「慣れてますから」いつもそう答えていましたが、慣れは怖いです。 みんなが大きな音に慣れていると、自分の声が聞こえるように、さらに声が大きくなるので、全体のボリュームが上がります。うるさくて当然です。その頃は子どもがたくさんいるから仕方ないと思っていました。 7月の職員勉強会で、子どもへの声かけが多すぎないかということを話し合いました。それぞれの先生の声かけが多いと、全体のボリュームが上がります。
トイレに誘ったり、片づけるように言ったり、高いところに上がったら危ないよ・・・など注意したりする声かけが多すぎるのではないかと思いました。もちろん、強い言葉や大声、怖い言葉で声を掛けている先生はいないのですが、そんな言葉が多すぎるのは、子ども達にとってはどうなんだろうと思います。
言葉を獲得している時期の子ども達なので、たくさんの言葉を聞く経験は大事ですが、もっと感性が動くような言葉を、それにふさわしい音量、イントネーションで話しかけるよう心がけたいと思います。
Recent Posts
See All昨日の夕方、園庭で4歳児のAくんと一緒に砂遊びを楽しみました。 Aくんは、何度もハンバーグやバナナ、パンの砂遊びの道具を使って型抜きをして見せてくれました。型をひっくり返して、砂がきれいな形になると、人なつこい笑顔で笑いかけてくれます。「上手にできたね。」「おいしそうだね。...
コロナウイルスの魔の手がすぐそこまで忍び寄って来ました。いろいろな方から、コロナウイルスに罹った人の話や濃厚接触者になった人の話を聞きます。もう逃れることはできないのかもしれません。冷静に、冷静に・・・。 そんな中、3週間と3日遅れのプール開きを行いました。清めの酒と塩で、...