国際感覚
連休明けの火曜日、月に1回の英語教室でした。講師はイギリス人男性のG先生です。お子さんがいらっしゃって、他の幼稚園でも英語教室の講師としてご活躍です。奥様は日本人なので、日本語が上手で、漢字やカタカナも書かれます。常に自転車で行動されていて、イギリスは寒いので日本の夏の暑さが苦手だと言われます。
お部屋に入る時から、G先生のパワーがいっぱいで、先生の顔を見て、声を聞いただけで毎回泣いてしまう1歳児の子もいます。でも、みんなG先生が大好きで、一緒に英単語を発音したり、G先生のオーバーリアクションに笑い声が絶えません。 英語の勉強というより、外国人の先生や違う言葉、文化に触れて、世界を広げてくれるといいなと思っています。 泣いてしまって隣のお部屋にいた子も、楽しそうな声に誘われて自分から戻って来ます。大きいクラスの子ども達は、目を輝かせながら、魅力たっぷりなG先生のお話を聞いています。子ども達が大きくなる頃には、さらに国際化が進み、世界中の人と関わりながら生活するようになっているでしょう。 翻訳機が本格始動すると、英会話力もあまり必要ではなくなるかもしれません。先日の研修会でも、講師の先生が、日本の小学校で英語の授業が始まっても、もう必要ないかもしれませんね?とおっしゃっていました。 翻訳機で、時差なく会話が成立するようになるとしたら、今から求められる力は共感力やコミュニケーション力ではないでしょうか。小さい頃から、いろいろな人に関心を持ち、様々な違いを乗り越えて、互いの良さを認め、力を合わせることができるような力を育てたいですね。