箸の使い方
- 大瀧智子
- Oct 5, 2019
- 2 min read
先日の給食会議で、箸について話が出ました。2歳児でも箸を使いたがるお子さんがいます。お父さん、お母さん、きょうだいが箸で食べているのを見て、使いたがるのは当然ですね。箸を使いたいと思う気持ちを持つのはとても大事です。
保育園では、手づかみ食べが始まると同時に、スプーンをトレイに置いています。手づかみで自分が食べたいように食べることもとても大事です。手づかみで食べながら自分が食べられる量を調節するようになっていきます。
手づかみ食べを大切にしながらも、時々スプーンを持つよう声を掛けます。お腹が空いていると、スプーンで食べるのはもどかしいようですが、だんだんお腹が満たされて来ると、スプーンに気持ちが向いて来ます。
まず上からスプーンを掴んで食べるよう促します。スプーンで上手に口に運べるようになったら、スプーンを下から握るように声を掛けます。これがなかなか難しいようで、最初は下から持っても、すぐに上から掴んでしまいます。忍耐が必要です。根気強く、でも、子どもの食べる意欲をそがないように、下から握るように声を掛けます。
下から握るのが安定して、親指・人差し指・中指だけでスプーンを支えられるようになり、子どもが「お箸を使いたい」と思ったら、お箸へ移行します。
お箸を正しく使えるようになるのは、4、5歳になってからだと言われています。大人が先走ってしまうと、おかしな箸の握り方が定着してしまうので注意が必要です。指の発達と子どもの意識がうまく合うと、正しい持ち方ができるようになります。
最近は、〇〇〇〇箸など、正しい持ち方が身に付きそうな箸も出ていますが、それを使えば正しく持てるようになるのではなく、大人がしっかり気長に声を掛けていくことが大切だと思います。
給食会議で、「プラスチックの箸よりも竹の箸がいいのではないか」と言う意見があったので、今後園で準備することも考えていきたいと思っています。
実は・・・この歳になって、この職業なのに、私は箸を上手に使えないので、未だにこっそり練習しています。小さい時に母親のいうことを聞いておけばよかった・・・。
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