抱っこをしてはいけない保育園
- 大瀧智子
- Nov 19, 2019
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今週、職員面談をしていて、先生達と来年度の勤務について話しています。
なかなか一人一人の先生と向き合って話をする時間がないので、職員面談は大切な機会です。
ある先生と話していて、ショッキングな話を聞きました。その先生のお友達が、東区の認可保育園に勤めているそうですが、その保育園の方針が独特でついていけないので、今年度か来年度に退職しようと思っているそうです。
以前も一度聞いたのですが、その園では子どもを抱っこしてはいけないそうです。泣いている0歳児でも抱っこしてはいけないので、それが辛い・・・全く理解できません。
子どもが泣いていたら、抱っこするのは当然です。保育士でなくても、抱っこせずにいられないというのが当たり前の心情ではないでしようか?
園の方針で子どもを抱っこしない・・・到底理解できません。子どもが不安で、お腹が空いていて、あるいはオムツが濡れていて、そんな時は助けてほしいと、今の悲しい、寂しい、不快な気持ちをどうにかしてほしいと泣いているのです。
「大丈夫だよ。そばにいるからね。お腹がすいたのかな?オムツが気持ち悪い?」と声を掛けながら、その気持ちに寄り添って抱っこするからこそ、子どもに人を信頼する気持ちが育ち、抱っこしてもらえる自分には価値があると思えるのではないでしょうか。
他の園のことをよく知らないのに、批判するのはよくないというのは重々承知していますが、抱っこをしないのが園の方針の中で育つ子どものことがやっぱりかわいそうに思えて仕方ありません。
認可保育園は質の高い保育をしていると思っていたからこそ、どうしても認可保育園を作りたいと思ったのですが、昨今の報道や実習生、他の先生達の話を聞くと、認可保育園に対する信頼が揺らいで辛いです。