子どもがくれるもの
- 大瀧智子
- Jan 20, 2020
- 2 min read
北風、海風が冷たい月曜日、園庭で遊ぶ子ども達の足元を見ると裸足です。寒がりな私はたくさん着込んでいるのに、子ども達は、半袖のポロシャツの下に長袖のTシャツだけ・・・それも、とっても楽しそうに笑っています。
世界全体がグレーに染まっているような月曜日の朝でしたが、保育園に来るとほっとします。子ども達からもらう力の大きさを改めて感じます。この世に子どもがいなかったら、なんて世界は味気ないのでしょう。
まっすぐに目を見つめて話しかけてくれる言葉に、思わず笑ってしまいました。「明日、カレー食べたよ!」こんな一言に笑えるのも、子ども達のおかげです。
園庭に出る気満々の1歳児のMちゃんに、「お外に行くなら、帽子持って来て」と言うと、自分の帽子だけではなく、そばにいるお友達の分まで一緒に持って来てくれました。自分の帽子のマークだけではなく、友達のマークもわかっているのです。こんなに小さいのに、友達のためにという気持ちがあるんですね。人間っていいなと思います。
玄関で靴を履こうとしている小さい子ども達を年上の子ども達が手伝ってくれるのは、いつものことです。困っている人を手伝おうとするのは、人間だけに備わっている力ですね。
世の中を賑わしている様々な事件や不正のニュースで人を信じられなくなってしまいそうですが、いつも力をくれるのは子ども達です。こんなに子ども達に日々助けられ、力をもらっていることをしみじみ嬉しく感じるのは寒さのせいでしょうか。
この寒さもあと1ヶ月です。暖かい春になれば、世の中も少し明るくなるかもしれません。それまで、子ども達からたくさんの力をもらいたいと思います。
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