子どもをよく見ること、信じること
- 大瀧智子
- Jan 22, 2020
- 1 min read
朝のおやつの時間のことです。S先生がエプロンと三角巾をつけて、おやつの準備を始めると、0・1・2歳児の子ども達が4人、自分でおやつのテーブルにやって来て座りました。
遊んでいる子もいますが、食べたい子は手洗いをして椅子に座ります。1歳児のSくんも椅子に座って、他の子が食べるのを見ていました。
N先生が、「Sくん、まだ手を洗ってないんじゃない?」と言うと、Sくんは首を横に振りました。
「手を洗うの見てないけど。M先生、Sくん、手を洗いましたか」と聞くと、「見ていません」とM先生が答えました。
たまたま側にいたので、Sくんの隣に座って、何度か「手を洗いに行こう」「手を洗わないとバイキンまで食べてしまうから、病気になっちゃうよ」と誘いました。でも、椅子に座ったまま、首を振って動いてくれません。
どうしようかなと考えていると、W先生が、「Sくん、しばらくしたら、手を洗わないとおやつをもらえないことがわかって、自分で洗いに行くと思います。」と教えてくれました。
程なく、Sくんは椅子から立ち上がり、手を洗いに行きました。さすが担当の先生です。
子どもをよく見ること、子どもを信じることで、子どもは安心して主体的に行動できるようになるんですね。
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