制服
昨日、新年度用品を渡しました。早速、1歳児の子ども達が、園指定のリュックを背負ってきたり、2歳児の子がりんご組(3・4・5歳児)と同じ制服を着て登園してきました。
制服には不思議な魅力があります。制服を着ると、園の一員である自覚や仲間意識が強くなります。
りんごの花保育園の制服は、グレー・白・紺が基調です。私たちは思っている以上に視覚から影響を受けるので、いろいろな色や鮮やかな色が飛び交うと落ち着かない気持ちになります。子ども達は、長時間園で過ごすので、気持ちが落ち着く色を選びました。
2歳児の子ども達が制服を着ると、とってもかわいいです。急にお兄ちゃん、お姉ちゃんに見えます。後ろから見ると、誰だかわからなくて、振り向いたときに思わず笑ってしまいます。
そんな今朝の光景だったのですが、2歳児の女の子のお母さんが少し困ったようにお話をされました。昨日、2歳児の女の子が、りんご組(3・4・5歳児)保育室のままごとコーナーに入ろうとした時に、りんご組の子どもから、「この服(制服)を着ている子しか、ここに入っちゃダメ。」と言われたそうです。
家に着いてすぐ、制服を着たその女の子は、「絶対に脱がない」と言って、寝るときも制服で寝たそうです。これ(制服)を着ていないと、遊びに入れないって思ってしまったんですね。
進級して1ヶ月近くたち、最初の頃2歳児に感じていたかわいさもだんだん当たり前になり、自分達の遊びを邪魔されたくないという思いが強くなっているのかもしれません。その気持ちもわかりますが、やっぱり言われた子の気持ちを考えてほしいと思います。
帰りの会で、担任の先生が子ども達にお話ししたそうですが、子どもの世界ではいろいろなことが起こっています。全てを把握できているわけではないので、今日のようにお母さんから教えてもらうと子どもの世界が理解できて助かります。
りんごの花保育園の制服には、りんごの花のマークがついています。りんごの花は蕾の時はピンクですが、咲くと真っ白な花になります。子どものイメージと重なるりんごの花が大好きなのですが、園庭に植えたりんごの木は今年もまだ花を咲かせてくれません。いつか花が咲き、実が結びますように。