台風10号が遺したもの
- 大瀧智子
- Sep 7, 2020
- 2 min read
台風10号が通り過ぎて行きました。ものすごい暴風に眠れず、とにかく長くて辛い時間でした。被害に遭われた方にはお見舞いを申し上げます。
自宅がある地域に避難勧告が出たので、親戚の家に身を寄せました。でも、九州全域が暴風域で、どこにいても避難しなくてはいけない状況でした。親戚の家の近くの避難所は、午後から人がいっぱいで、すぐに入れなくなったので、家族等と、避難の放送が流れたら、走って避難所に駆け込もうと話し合いました。
暴風の中、家で過ごす一晩は本当に長かったです。テレビでしか見たことがないほどの暴風が吹き荒れ、家ごと飛ばされるのではないかと思いました。そんな中、被害が想像したより少なかったのは、気象庁等が早めに 特別避難体制を呼び掛けてくれたおかげだと思います。
避難所に人々が避難したのも、落下物や飛来物が少なかったのも、事前にあれほど今回の台風は特別に怖いと報道してくれたからでしょう。今まで休園になったことがなかった保育園や、24時間開いているはずのコンビニさえ閉店になりました。今回の台風を境に、台風に対する意識や構えなどが変わりそうな気がします。
課題もあります。保育園では、台風が収まり、周囲の安全を確認したら、開園して保育が必要なお子さんを預からなくてはいけないと通知が来ましたが、何を基準に台風が収まったという判断をすればいいのでしょうか?
今日は保育園に行くために、12時過ぎに家を出ましたが、時々突風が吹き、怖いと思いました。こんな怖い状況の中、保育をするために、誰に出勤してもらえばいいのでしょう?台風等の時のルール作りが必要です。
人命よりも大切なものはありません。台風等自然災害の時は、命を守るために何をすべきかを考えなくてはと改めて思っています。
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