誤飲
- 大瀧智子
- Sep 9, 2020
- 2 min read
2日前、東京・八王子市の幼稚園で、4歳男児が給食に出されたぶどう(ピオーネ)を喉に詰まらせて亡くなりました。また悲劇が起こってしまいました。
25人の子ども達を2人の先生が見ていたと報道されていたので、人員配置に問題はなかったのではないかと思います。ぶどうを喉に詰まらせて命を落してしまうなんて、ほとんどの人は思いもしないでしょう。
これまでも、白玉団子、ミニトマト、カステラ、トントンおもちゃ(ままごと)を喉に詰まらせて亡くなるという痛ましい事故が起こり、その度に、研修会等を通して誤飲の恐ろしさについて学んできました。
年少児のクラスでは、給食中、そばにずっとついて見守っているわけではないと思います。先生達は、給食の準備をしたり、片付けをしたり、食事のマナーについて話したり、体調が悪い子の様子を観察したり、偏食がある子に声を掛けたりしながら、自分の食事も摂らなくてはいけません。現状の人員配置では、また同じようなことが起こってしまうかもしれません。
昨日、りんごの花保育園のラインで、今回の誤飲事故について情報共有して、注意を呼び掛けました。給食の先生からは、「ぶどうなどの粒は4分の1に切るようにします」という返信がありました。給食室も、保育室もさらに注意が必要です。
最近の子どもたちは、家庭で果物を食べない傾向にあるようで、おやつで出してもあまり食べてくれません。今回の事故の原因は、これからの調査でわかってくるかもしれませんが、子どもはいつどこでけがをしたり、命を脅かすような事故に遭うかわからないと思うと、改めて怖くなりました。気を引き締めなくては・・・。
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