top of page

人員配置

昨日、ぶどうの誤飲死亡事故が起きた幼稚園のことを書いた時、3歳児25人に幼稚園教諭2名の人員配置なので、問題はないと思うと書きました。でも、実態とあっているかどうかはわかりません。

 保育園、幼稚園に限らず、子どもの人数に応じて配置される人の数は、保育の質に大きな影響を及ぼします。見守ってくれる人、教えてくれる人、困った時に手伝ってくれる人の数が多ければ、保育の質は高くなります(多ければ多いほど良いというものでもないのですが)。

 先進諸外国に比べて、日本の保育の人員配置は少ないのが現状です。国が乳幼児期の保育の重要性を認め、幼児教育は無償化になったはずですが、実施する保育園や幼稚園の職員の待遇が向上したわけでもなく、人員配置が豊かになったわけではありません。

 本当に保育の質を上げたいというのであれば、職員の処遇の向上と人員配置を手厚くすべきだと思います。0歳児3人を1人で、1歳児6人を1人で見れるでしょうか?4・5歳児30人は、1人で見るとどうなるでしょうか?

 私が保育士になった頃は、夏休みを1日もらうために、2クラス合同(4・5歳児50人)を一人で見ていました。プールに入れ、給食、おやつ、午睡も1人でこなしていました。こなさなくてはいけないので、とても子どものことを見ることはできませんでした。

 早番・遅番・お休みで人がいなくても、代わりの人員はいないので、いる人でどうにかしなくてはいけませんでした。その頃に比べると、格段に人員は確保されていると思いますが、それでも、既定の人員配置では難しく、各園でどうにかやりくりしなくてはいけません。

 20年後、昔は0歳児3人、1・2歳児6人、3歳児20人、4・5歳児30人を一人で保育していたんだよ。信じられない!?という日がやって来るのでしょうか。

 人員配置は保育の質に直結します。本当に未来の社会を担う人材を育てるのであれば、幼児期の保育・教育にもっと本気になるべきだと思います。

Recent Posts

See All
選択

京都大学大学院教授・発達科学者の明和政子先生は、私たちヒトは、他者・社会と強く結びつきながら進化してきた生物であり、他者・社会の中でしか生存することができないと言われています。 コロナウイルス禍で、人との接触を極力避け、特に身体的なコミュニケーションを止められた今、心が傷つ...

 
 
 
ストレス

昨日の職員勉強会では、コロナ禍で、先生達がストレスを感じていることについて一人ずつ話してもらいました。 ご高齢のおばあちゃんと同居している先生は、感染のリスクを減らすためにあまり関わらないようにしていたら、おばあちゃんに「あんたに嫌われてしまった」と泣かれたそうです。...

 
 
 
学びの夏

久しぶりの職員勉強会でした。7月の勉強会の時に、次回の勉強会では、主体性を尊重した保育活動を行うために、どんな環境を準備し、その中で子ども達が何を学んだかをドキュメーテーション(写真や文字を使った記録)等を通して伝えてほしいとお願いしていたので、楽しみにしていました。...

 
 
 
特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page