運動会のねらい
- 大瀧智子
- Sep 14, 2020
- 2 min read
運動会まで1カ月余りとなり、練習にも力が入って来ました。毎週月曜日は、体育講師のT先生が指導をしてくださるので、りんご組(3・4・5歳児)の子ども達は生き生きと練習に取り組んでいます。
昨年のりんご3組(年長児)を憧れのまなざしで見ていた子ども達は、今度は自分たちの番だと張り切っているようです。今日は初めて園庭で跳び箱、マット、鉄棒に挑戦しましたが、T先生の話をしっかり聞きながら、今できることよりも、もっと上のことができるようになりたいという気持ちに溢れていました。
組体操は、四つん這いの姿勢になると、園庭の砂が足に当たりとても痛いのですが、誰一人「痛い」と言うことはありませんでした。「去年の子ども達は、『足が痛い』と言って最初の頃はグダグダになっていたので、今年もそうかなと思っていたのですが、最後までしっかりがんばっていました。予想外でした。」とT先生。
体育教室が終わって、子ども達に訊ねると、「痛くなかった!」「痛かったけど、がんばった!」という声が返って来ました。痛かったけど、友達と一緒だったから我慢することができたんですね。
運動会のねらいは、頑張る力を育てることと、友達と力を合わせて最後までやり抜くことです。跳び箱が8段跳べたり、逆上がりが何度もできるようになることよりも、自分に自信を持てるようになること、友達の頑張りを認めたり、一緒に喜び合えるようになることが大切だと思っています。
そんなことを考えながら、子ども達が練習に取り組む姿を見ていました。運動会までの日々、苦手だったことを乗り越えられたり、友達ができたことを自分のことのように喜んだりする姿がたくさん見られるといいなと思います。
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