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体幹

 みーちゃんのおはなし会がありました。りんご組(3・4・5歳児)は、本当にお話がよく聞けるようになったと思います。お話を集中して聞き、頭の中でイメージして内容を理解し、その先を想像したり、予想することができるようになっています。


 『あなのはなし』は、お話会の先生が言葉だけで語ってくれるのですが、お話の中に何度か「オオカミなんて怖くない」というセリフが出てきます。そのセリフを聞くたびに子どもたちが「オオカミは怖いよ~」と言っていました。「オオカミは怖い」ということを理解していないと成立しないお話だったのですが、最後に穴がオオカミを飲むこんだと聞いた瞬間、ホッとしたような雰囲気が流れました。しっかりお話を理解している証拠です。


 お話会の前に、体幹がしっかりしていない子ども達が姿勢が崩れたり、寝転んだりしてしまうので、椅子に座って話を聞きましょうか?と担任のM先生に訊かれたそうですが、「『お話会のおはなしはくつろいで聞いてほしいんです。寝転んでも気にしないので下に座ってください』と答えました」と話されていました。


 床に座ってお話を聞いていると、途中で姿勢が崩れたり、寝転んでしまう子がいて気になっているところでした。体幹を鍛えるための遊びや運動を取り入れていますが、急に体幹が鍛えられるわけではないので、毎日の遊びや活動の中で意識していきたいと思います。


 抱っこひもが浸透し、車社会の中で歩く機会も減り、子どもたちの身体を支える体幹が育っていないのが気になります。ご家庭でも、お子さんと一緒に少し長く散歩をしたり、鬼ごっこをして体を動かす時間をたくさん作っていただきたいと思います。階段を上ったり、坂道を踏ん張って歩く経験も体幹を鍛えるのにいいようです。鉄棒にぶら下がったり、雲梯を渡ったり・・・。近所にないのにと思われたなら、おうちの方の手にぶら下がったり、開脚した間をくぐったり、体だけでできる遊びがたくさんあり、子ども達はそんな遊びが大好きです。「きちんと座って」という前に、きちんと座れる体幹づくりが大切だと思います。

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