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学び

 週末の2日間で、小学校教育についても学びました。『主体的・対話的で深い学び』をキーワードに進んでいた教育から、『個別最適な学び』『協働的な学び』へとシフトしつつあるようです。


 教育は国の在り方(目指す方向)に規定されながらも、現在の子ども達の姿に目を向けなくては成り立ちません。1997年までの日本社会は、「できない子」「普通の子」「できる子」が釣鐘型に分布していたので、真ん中に合わせていればたいていの子は理解できていました。


 1998年からの成熟社会では、「できる子」と「できない子」がはっきり分かれて2極化し、真ん中に合わせて授業をすると、どちらにもピントがずれてしまうそうです。もっと個(一人一人)にフォーカスした授業をしなくてはならない時代になったと講師の先生がおっしゃっていました。私たちも、一人一人個性的なお子さんにどう関わればいいか迷うことも多いのですが、学校の先生方も悩みながらの日々を送ってあることがよくわかりました。

 

 保育園では、子どもたちの年齢が小さいので、大人の思い通りに動かすこともできます。でも、大人の「ふつう」や「○○べき」をどの子にも当てはめようとすると、子どもたちはたくさんのストレスを抱え込み、様々な問題行動が出現することになります。


 子どもの行動の背景に何があるのかを理解しようとすることが求められています。子どもが「バカ」「死ね」という言葉を口にした時、大人はその言葉の強さに反応してしまいますが、まだ語彙数が少ない子どもが知っている言葉の中からたまたま選んだ言葉だったのかもしれません。その時に子どもが感じている「悔しい、嫌だ、どうにかしたい」という気持ちを表現する適切な言葉を教えるのが大人の役割だと思います。


 発達障害について学ぶことは、全ての子どもへの関わりを学ぶことでもあることを実感しています。どの子もいい子になりたい、認められたいという気持ちを持っています。その気持ちをしっかり受け止めたいと思います。

 
 
 

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