スマホ
- 智子 大瀧
- Jul 27, 2021
- 2 min read
小学生と高校生のお子さんがいるY先生が、最近スマホデビューをした高校生の息子さんの話をしてくれました。スマホデビューをした息子さんは、長時間ゲームをしているそうですが、注意をすると反発してしまうので難しいなと思っていたそうです。
主任のA先生が先日受講した研修会の資料によると、スマホ・ラインを使用する時間と学力の低下には関係があるそうです。勉強していても、LINEの音がしたり、LINEのことを気にしていると、勉強に集中できないので、本人は勉強しているつもりでも学力には結びつかないというデータが示されています。
昨晩、Y先生は息子さんと話し合って、自分はどんなふうに時間を過ごしたいと思っているのかメモを取りながら話を聞いたそうです。すると、自分が勉強したいと思っている時間にスマホでゲームをしていることに気づき、これからは1時間だけゲームをするように自分で決めたという話を聞きました。Y先生は、できるかどうかわからないけど、気づくことができてよかったと思ったそうです。
スマホでゲーム、LINE・・・大人がしても面白いのですから、自由な時間がたくさんある子ども達が夢中になってしまうのは当然です。でも、そのためにやらなくてはいけないことや、やりたいことができないまま日々過ごしてしまうのは本当にもったいないです。
世界中でスマホが利用されるようになり、もう手放すことはできません。オリンピックの開会式でも、入場している選手がみんなスマホを手に自撮りをしたり、メールをしたり・・・。そんな姿を見ても、誰も何も思わなくなっています。世界中の人が注目しているのに、そんな姿を許してしまう社会が存在しているのです。
スマホの進化と深化と広がりは人間の想像を超えています。これを突き詰めた結果、社会や人間がどう変わるのか誰も想像することはできないでしょう。
もうスマホがない世界に戻ることはできません。それをどう使うかを決めるのは自分です。
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