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梅の実

 今日は雨。りんご組(3・4・5歳児)保育室では梅ジュース作りではしゃぐ子ども達の声が響いていました。少し前から担任のM先生が子ども達に話していたので、とても楽しみにしていたようです。


 M先生が凍らせた青梅のヘタを子ども達が竹串で取りました。少し手ごわそうでしたが、真剣な表情でヘタを取っていました。美味しい梅ジュースができるでしょう。楽しみです。3歳児のTくんが、「3週間かかるんだよ」と教えてくれました。お母さんと一緒に作ったそうです。


 凍っている青梅は美味しく見えたのでしょうね、口にしようとする子ども達に、「青い梅は、毒があるから、青いまま食べたらダメだよ。」とM先生が言うのを聞いて、昔、祖母が私に同じことを言っていたのを思い出しました。


 保育園を開園した時に西区に引っ越してきたのですが、それまでは博多区の実家に暮らしていました。生まれた場所です。実家はとても古く、隙間風が入り、小さな部屋に分かれていて、暮らしにくかったのですが、季節ごとに母や父が育てた花や実がなっていました。


 ゴールデンウィークの時は、鳥と競争しながら鈴なりのさくらんぼを取って、ジャムやコンポートにしました。梅の実も収穫できないくらいたくさんなったので、梅酒・梅ジュース・梅酢・梅みそにして一年中楽しみました。レモンもたくさん収穫できるようになり、凍らせてジュースにしたり、料理に使いました。古くて生活しづらかったのですが、梅ジュースをつくる子どもたちを見ていたら、ふと役目が終わったら、実家に帰ってもいいなと思いました。今まで一度もそんなこと思ったことがなかったのに不思議です。


 梅の甘酸っぱい香りが昔の良い記憶を思い出させてくれたのかもしれません。季節とともに生きるのもいいですね。最近忙しすぎて、周りを見る余裕がなくなっていたことにも気づかされました。子どもたちと一緒に梅ジュースを飲むのが楽しみです。私の分もあればですが・・・。


 

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