気持ち
- 智子 大瀧
- 1 day ago
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今年度の園の保育目標は「見つけよう、広げよう」です。一人一人の子ども達が自分の好きなこと、夢中になれることを見つけて、それが周りに広がって、園全体が楽しい、おもしろいことで溢れるといいなと思います。
りんご組(3・4・5歳児)のクラステーマは、『気持ちに気づく』です。まだ自分の気持ちに心が向いていない子ども達もいます。嬉しい、悔しい、楽しい、嫌だ、悲しいなど様々な気持ちがありますが、その時感じている気持ちに気づき、その気持ちに名前をつけられれば、心が安定していきます。
名前をつけられない気持ちは、うまく収められず、特に怒りや悔しい気持ちは他者への暴言や暴力になってしまうこともあります。大抵のお子さんは、様々な経験を通して自分の気持ちを理解して言葉に表現できるようになっていきますが、年齢が小さかったり、経験が乏しかったり、理解がゆっくりだったりすると、自分の気持ちに気づいて言葉にするのに時間がかかるようようです。
私たちは、目には見えない気持ちを言葉にすることでわかりあったり、共感したり、心がすれ違っていることに気づくことができますね。子ども達はまだその途中にいるので、行動や表情から気持ちを予測して、大人が丁寧に言葉にしたり、子ども同士の気持ちが伝わるようにサポートすることが大事だと思います。
目には見えない気持ちは、色や表情など目に見えるようにすると、子ども達には伝わりやすいようです。様々な絵本も出版されていますので活用していきたいと思います。目には見えない気持ちを理解し、言語化するには時間がかかります。「わかってもらえた」という嬉しさが次の行動に結びついていきます。時間をかけてじっくり子どもたちの気持ちに向き合っていきたいと思います。
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