気遣い
- 智子 大瀧
- Jul 27, 2022
- 2 min read
今日のプール遊びの時に、プール専用の着色剤を使って見たそうです。子ども達をびっくりさせようと、プールの四方に撒いたそうですが、だんだん外側から蛍光色の黄色が広がってきて、「え?なに?」と子どもたちはびっくり!作戦は大成功!
明日の泡遊びのために、石鹸を削ったそうですが、子ども達も削るのを手伝ってくれて、明日を楽しみにしているようです。「どんな泡がいい?」と訊くと、「果物の泡!」「いい匂いがする泡!」「今日のプール遊びの時のような色がついた泡がいいんじゃない?」と次から次に子ども達から意見が出てきたそうです。
そういえば、先日の職員勉強会の実践発表でも、「キラキラデーで、子ども達から意見がでるようになりました。」と担任のY先生が嬉しそうに話していました。先生たちが子ども達の意見を大事に取りあげてくれるので、子ども達は安心して自分の考えたこと、思ったことを言えるようになっています。正解を求めているのではなく、考えていることを言葉で表現できるようになることがとても大事です。
小学生になると、「間違っているかもしれない」「笑われるかもしれない」といろいろ考えるようになり、自分の意見を言うのをためらってしまう子もいます。子ども達が自信を持って、自分の意見を言う経験はとても大事ですね。そんな集団の場や雰囲気を作るのは先生たちの手腕にかかっているのでしょう。

夕方、Y先生がもうひとつおもしろい(嬉しくなる)話をしてくれました。園庭で遊んでいる時に、4歳児のYちゃんとKくんが園庭のりんごの実が少し赤くなっていることに気づいたそうです。「園長先生、知っているかな?教えてあげようかな。」と二人で話していたそうですが、私が仕事をしている姿を見て、「お仕事しているからやめておこう。」ということになったそうです。
そんな気遣いをしてくれるなんて・・・。子ども達の心は私が思っているよりももっと育っています。今年は12個のりんごの実がなっていますが、誰も取ろうとはしません。すごいことです。今年はみんなで12個のりんごを分け合って食べれそうです。
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