お別れ会
卒園する5歳児を送るお別れ会の日でした。この日を迎えると、卒園が近いことをさらに実感します。日頃はふざけてしまう子も、この日ばかりは大人しく神妙な顔をしているので、余計に寂しくなります。
Tちゃんが泣いているのを見てつられてしまいました。1歳児で入園したころは、絵本が好きで毎日同じ絵本を読んでいたことを思い出します。たった一人の0歳児だったFちゃんは、落ち着いた赤ちゃんで、1つ年上の子ども達と一緒に堂々と過ごしていました。1歳児で入園したHちゃんは、ダンボのぬいぐるみを手放しませんでした。歌が上手で、正確な音程で歌ってくれました。同じく1歳児で入園したYくんには、自分の世界があって、その中になかなか入ることができなくて、もどかしく思ったこともありました。
一人ひとりの子ども達が入園した時のことや日々の姿、行事ごとに見せてくれた姿などが浮かんで来ました。心が豊かに育った子ども達は、自信いっぱいで、もう私達の力を必要としていないことにも気づかされました。
送る側の子ども達にもいろいろな思いがあるようです。前にズラリと並んだ5歳児をじっと見つめて、なんだかいつもと様子が違うことに戸惑っているようでもありました。こんなにかっこよくて優しいお兄ちゃん、お姉ちゃんともうすぐ会えなくなってしまうなんて、想像できないですよね。
5歳児は、在園児に手作りのすごろくと独楽をプレゼントしてくれました。在園児の子ども達からは言葉と歌のプレゼント。そして最後は一人一人の子ども達とタッチをしたり、ぎゅっと抱きしめたり・・・。在園児の子ども達にとって、5歳児は憧れの存在だったのですね。
時の流れは早く、2月、3月は本当にあっという間に過ぎてしまいます。保育園に来るのもあと14日。最後の日まで「大好きだよ」という気持ちを伝えながら一緒に過ごしたいと思います。これから先、困ったことや悲しいことがあった時は、帰って来たいと思える場所になりたいと願いながら・・・。
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