人手不足
昨日、保育園や幼稚園が発達に課題があるお子さんの入園を断ることがあるという話を書きました。そんなことを言われたら、どんなに辛い気持ちになるか誰でも想像できます。それがわかっていながら断らなくてはいけない園側の事情についても書きたいと思います。
今朝の報道番組で、企業から内定が出て、それを辞退しても、本人が希望すれば就職できるというニュースを聞きました。一昔前ならとても考えられないことです。それだけ、どこの企業も人手不足ということなのでしょうね。就職氷河期なんて遠い昔の話になってしまいました。この人手不足のトンネルを抜け出すのはかなり難しいようです。
保育園、幼稚園も長い間人手不足に苦しんでいます。りんごの花保育園も同じで、人材派遣会社に問い合わせても、紹介する人材がいないと言われて、途方に暮れています。いつになったら、この人手不足が解消されるのでしょう?保育士養成校に入学する学生も激減しているので、解決の糸口が見つかりません。限られた人手をみんなで引っ張り合いしているような気分になります。
そんな状況の中、特別な支援が必要なお子さんをお預かりするための人手が足りないというのが、見学や入園を断ってしまう理由の一つかもしれません。時間を取って見学をしてもらっても受け入れることができないのであれば、見学自体を断ることもあるのでしょう。
行政は、特別な支援が必要なお子さんの保育園見学を断ることに対して、注意喚起をされますが、受け入れたくても受け入れられない園の状況も理解してほしいと思います。何年も前から保育園や幼稚園の職場の魅力を発信して、保育の担い手を増やそうという動きがありますが、効果は見えず、社会に伝わっていないようです。この人手不足から抜け出すための、次の一手を考えなくてはと思います。
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