命の重さ
- 智子 大瀧
- Aug 29, 2024
- 2 min read
非常に強い台風10号に怯え、一昨日から台風対策をしました。日避けを外し、飛びそうなものは先生たちが全部片づけてくれました。備えはできたように思いましたが、年々自然災害は酷くなるので、想定外のことが起こります。大事な子どもたちの命を預かっているので、台風の度にドキドキします。
今朝は5時のニュースで台風の動きを追っていたのですが、どう動き、どんな影響があるのかよくわかりませんでした。都市部の百貨店もショッピングモールも臨時休業、バスも午後から運休と聞き、今回の台風の強さがますます心配になりました。
昨日は、スーパーなどの商品が売り切れていたそうで、危機管理に対する意識が年々高まっていることを感じました。保育園に行くと、お休みのお子さんが多かったのですが、先生たちのお休みも多かったので、今日の保育は大丈夫?と心配になりました。何人かの先生たちが出勤してくれたので、無事一日が終わりましたが、気持ちは曇ります。
社会では、大きな店舗が休業になったり、公共交通機関が運休になったりしているのに、保育園の休園はハードルがとても高いです。朝、6時の時点で特別警報や「避難レベル4」が発令されないと、休園にすることができません。それでも少し前までは、絶対に、どんなことがあっても休園できなかったので、それに比べると少しはましになりましたが・・・。
「命よりも大事なものはない」ですよね?子どもたちの命はもちろん、先生たちの命も大事です。ある園長先生が、行政の方に「台風で先生たちが出勤している時に、事故に遭ったら誰が責任を持つんですか?」と訊いたところ、「法人です」と言われたそうです。認可保育園は、行政が許可を出してくれない限り、休園にすることはできないのに、先生たちが強風の中、自転車や徒歩で保育園に通勤する途中で事故に遭ったら、法人が責任を持たなくてはいけないのは、釈然としません。もちろん責任がどうこうではなく、怪我をしたり、事故に遭った時にどう償えばいいのでしょう?
そんなモヤモヤを抱えながら一日過ごしました。明日はどうなるのでしょう?台風の影響に怯えながら過ごす時間はとても長いです。16時に「避難レベル4」が発令されたので、保護者の方にお迎えをお願いしました。迷走台風との戦いはいつまで続くのでしょうか。
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