広域入所
- 智子 大瀧
- Jul 20, 2021
- 2 min read
先週の西区園長会で切実な要望が出されました。糸島に近い保育園では、糸島市に家を建てて引っ越される方が多く、年度の途中で転園する子ども達がたくさんいて、園の経営が厳しいというお話でした。りんごの花保育園でも、今年3月同じような状況で一人のお子さんが転園しました。
糸島市は待機児童が多く、なかなか保育園に入園できないそうですが、西区では51ある保育園のうち31園(6割超)が定員割れの状況です。保護者の方が困っていらっしゃるのに、行政区が違うと受け入れることができないのです。
以前のブログでも書きましたが、来年度の入所児数に不安を持っていらっしゃる園長先生がたくさんいます。私ももちろん同じです。新型コロナウイルス感染拡大によって、保育園に預けることを控えたり、雇用を打ち切られて保育園に預ける要件を満たせない人が増えて、入園希望者が減少することが予想されています。出生数そのものも減少しているので、不安にさらに拍車がかかります。
福岡市は多数の保育園を作りましたが、福岡市の周辺部では保育園の数はあまり増えていません。なぜでしょう?今、保育園を作ったとしても、近い将来に待機児童のピークを迎えるので、増やさないという判断も間違っていないのかもしれません。
それでも、今現在、保育園に預けられなくて困っている人がいて、保育園側も受け入れたいと思っているのですから、市外からの広域入所ができるようになればと願います。今回、福岡市保育協会から、福岡市長あてに、市外からの広域利用に関する要望書が出されることになりました。驚くほどスピーディな対応ですが、それだけ喫緊の課題なのだと思います。
保護者の方に、「糸島に家を建てます!」と言われると、一緒に喜びたいのですが、転園・・・と思うと、残念でなりません。広域入所ができるようになることを願っています。
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