張りぼて
- 智子 大瀧
- Nov 21, 2023
- 2 min read
今日は『キラキラデー』。お料理グループは小春日和の下、『ドン・キ〇ーテ』さんまでピザの材料を買いに行きました。近くにいろいろお店はあるのですが、子ども達からの希望で『ドン・キ〇ーテ』さんでお買い物することになりました。きっと、おうちの方と一緒にお買い物に行って、楽しいイメージがあるのでしょう。
私は、T先生の代わりに、星グループの子ども達と一緒に、張りぼての星づくりをしました。膨らませた風船に和紙を張り、かわいたところで絵具を塗って星を作るという計画です。「園長先生、張りぼてをしたことがありますか?」とM先生に訊かれて、「ある、ある!」と思わず勢いづいて言ってしまいました。
30年ほど前勤めていた園では、毎年4・5歳児は節分の鬼の面を張りぼてで作っていました。石油ストーブにかけた大きな鍋に小麦粉と水を入れて大量の糊をつくり、新聞紙をちぎり、和紙に糊をつけて風船に何重にも貼り、かわいたところで白い和紙を張って絵具で色をつけ、目と口を切り抜いて、とびきり怖い鬼を作りました。あの時の4・5歳児はすごかったです。黙々と作っていました。
寒い時のあの作業はかなり大変で、手や服が小麦粉糊でカチカチになりました。分厚く張った新聞紙は乾くのに時間がかかるので、1か月くらいの作業期間になったと思います。石油ストーブに小麦粉糊・・・時代を感じますね。私が保育園に勤め始めたころ、保育室に石油ストーブがあるのは普通で、その中で子どもたちは走り回っていました。石油ストーブは冬の必需品で、いつも水を入れた大きな鍋がかけられ、その中に牛乳を入れて温めていました。生温かい牛乳は嫌だろうなと思いましたが、脈々と受け継がれていたので、新人の私には何も言うことができませんでした。
・・・ということで、張りぼてには並々ならぬ思いがあります。星グループは、張りぼてを楽しく軽やかに作っていました。50分くらいかかりましたが、3歳児も最後までがんばりました。糊は、もちろん普通の糊を水で溶き、筆を使って和紙に塗り、隙間がないように風船に貼っていきました。来週のキラキラデーには乾いているはずなので、それぞれの惑星が出来上がります。彗星?木星?土星?それぞれ好きな星を作るようです。りんご組保育室が宇宙のようになるといいです。
Recent Posts
See All今日は小学校の入学式。入学式の後、卒園児が揃ってランドセルを見せに来てくれました。入学式は、桜が満開で心に残る一日になったと思います。そんな大事な日にりんごの花保育園に来てくれたことがとても嬉しかったです。 ランドセル姿が様になっていて、どこから見ても小学生という感じでし...
桜の花が満開です。りんごの花保育園のりんごの花も次々に綺麗な花を咲かせています。りんごの花はつぼみの時は濃いピンクですが、開花すると真っ白なのが不思議です。濃いピンクと白い花のコントラストが美しいので、今が見頃かもしれません。...
新年度6日目。保育時間も長くなって、赤ちゃん達の泣き声がよく聞こえて来ます。大好きなおうちの方と初めてこんなに長く離れたのですから、泣くのは当然です。 それでも時折り泣き止んだり、遊び始めたり、食べ物に興味を持ったり、昨日とは違う大きな変化があります。こんなに泣いているの...
Comments