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お話を聞いてほしい

 『みーちゃんのお話会(絵本の読み聞かせ)』でした。先月は、お話が全然聞けなかったので、原因と対策について考えました。先月は、お話会の開始時間を急に早めてしまい、子ども達が好きな遊びを始めてすぐにお片づけになってしまいました。「さあ、今から遊ぼう」と思ったところで、急に「片付けて」と言われたらいやですね。モヤモヤした気持ちを抱えてお話会が始まってしまったのかもしれません。


 今月から時間通りに始めることにしました。「時計の針が◯になったら片付けてね、◯になったらお話会が始まるからいつもの場所に座ってね」と前もって子ども達に伝えると、気持ちの切り替えがしやすいですね。


 こう考えると、大人の都合で子どもを動かしていることが多いことに気づかされました。大人はその時の都合や事情で変更してしまうのですが、子ども達にとっては予想外のことで気持ちがついていかないこともあると思います。急な変更に対して気持ちをコントロールをするのが難しいお子さんもいるので、もっと配慮をしなくてはと思います。


 先月は気持ちが落ち着かず、大きな声を上げたり、立ち歩いたり、寝転がってしまう子がいて、お話を聞きたい子ども達はとても困っていました。今日は、お話会の前に「お話を聞きたくないなら、他の場所で遊んでほしい」と伝えると、二人の子が「そうしたい」と言ったようです。一人の子は途中でお話会に入って来ましたが、もう一人の子は最後まで入って来ませんでした。そばについていた先生が、時々「お話会、おもしろそうだよ。◯◯のお話みたいだよ」といろいろ誘ってくれましたが、その気にはなれなかったようです。


 みんなが同じように楽しんで参加してくれるといいのですが、なかなかそうはいきません。子ども達それぞれに思いがあるので、それをどこまで受け入れればいいのか悩みます。こんな試行錯誤を繰り返しながら、一人ひとりの子ども達がお話会も楽しんでくれるようになってほしいと思っています。


 

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