プライベートゾーン
昨日職員勉強会で、りんご組(3・4・5歳児)担任のY先生から、こんな話が出ました。最近、りんご3組(5歳児)の子ども達が、自分の身体や友達の身体に興味を持っていて、お尻を出して笑ったりするのが気になります。どう伝えればいいのでしょうか?
昨年も同じような時期に、やっぱり5歳児が友達のズボンを下げたり、自分のお尻を見せていたことがありました。それはしてはいけないことと話したのですが、またふざけて女の子のズボンを下げたので、その時は厳しく話したことを思い出しました。
自分の身体を意識し始めるとともに、人の身体にも興味を持つのは当然の流れです。大人(私もです)はつい過剰反応をしてしまいますが、厳しく叱っても子どもに正しく認識されなければ、また時期が過ぎれば同じような困った行動に結びついてしまうかもしれません。
Y先生は、保育雑誌などを調べて、『プライベートゾーン』というワードが腑に落ちたそうです。人に侵されてはいけないその人だけの大事な場所があるということでしょうか。服を着ないで歩き回っている子には、「恥ずかしいから服を着なさい。」ではなく、「大事な場所だから、人には見せないようにしよう。」と伝えて、服を着ることを促す方がいいと書かれていたという話を聞いて、なるほどと思いました。
プライベートゾーンを知ることで、自分の身体だけではなく、人の身体も大切にしようとする気持ちを育てるのもねらいの一つのようです。将来、自分で自分の身を守るためにも、大事な場所を人に見せない、さわらせないなどの意識を育てることは大事ですね。
先日、健康診断があった時に、胸囲を測ったのですが、一人の女の子が下着を上げて測るのが嫌だと泣き出し、下着の上から測ったそうです。それを聞いた0歳児担任のY先生が、「私は保育園の時、みんな水着を着ないで裸で水遊びをしていたのが嫌で、水遊びがちっとも楽しくなかったのをいまだに覚えています。」と話してくれました。
昔は、水遊びの時は裸だったり、パンツしか履いていなかったり、おむつ替えが大変だからとズボンを履かせずにオムツのまま一日過ごさせたりしていました。子どもには羞恥心がないと思っていたのでしょう。とても失礼な話です。
りんごの花保育園のりんご組のトイレは、鍵がないので、それを気にしている子もいるという話も聞きました。改善しなくてはと思っています。
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