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友だちっていいな

 昨日、はな組(1・2歳児)とりんご組(3・4・5歳児)の保育室に行くと、給食を前に苦戦している子どもたちがいました。昨日のメニューは、小松菜とちくわの和え物・・・。小松菜はくせが強い野菜なので、大人でもそんなにたくさん食べられないですね。


 給食のメニューは、福岡市の共通献立を使っているので、栄養のバランスはよいのですが、時にはちょっと子どもには?というメニューが出ることもあります。給食の先生たちが工夫しておいしく調理してくれるのですが、たまには昨日のように工夫の余地がないメニューもあって、子どもたちが苦戦します。


 1・2歳児は、青野菜を見ただけで食が進まない子もいるのですが、青野菜が得意な子もいます。こんなメニューの時は、「先生、見て!こんなに食べたよ!」と大きな声で教えてくれるのですが、それを聞いて恨めしそうに減らないお皿を見ている子もいるのが、ちょっとおもしろいです(ごめんなさい)。


 はな組担任のS先生の、「大人でもこんなにたくさんの野菜を見たら、ちょっと食べる気がなくなりますね」と言う言葉に振り返ると、バットは青野菜の山盛り・・・これを全部食べれたら、どんなにいいだろうと思いましたが、無理です。もちろん、子どもたちのお皿には、一人一人に合わせた量が載っていました。


 りんご組の保育室では、全然減っていない子ども達や、全部食べてお代わりをしている子がいました。5歳児のKくんは、「ボク、もうおかわり3回目!」と言っていて、頼もしい限りです。3歳児の女の子達が座っている机のそばに行くと、こんな一言が・・・。


 「M(自分のことです)、がんばってピーマン(小松菜のことです)をひとつ食べたよ。涙がポロンって出た・・・」涙を流してまで食べたMちゃんに拍手です。食事はがんばって食べるものではないかもしれませんが、がんばって食べてみようという気持ちになるのは大事なことだと思います。自分で考えて食べたMちゃんに成長を感じました。そんな気持ちになれたのは、周りのお友達の存在が大きいのでしょう。子ども達は、先生たちの言葉よりもお友達の言葉に心を動かすことがあります。友達って大事です。一人一人の子ども達に大好きな友達ができるといいなと思っています。


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