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多様な学び方

 不登校が30万人になり、潜在的なものを含めると、その3倍いるんじゃないかとラジオで聞いて驚きとともに、納得もしました。M先生が教えてくれるNHKラジオは、毎回とても勉強になります。情報は自分から取りにいかないと入って来ないものですね。


 30年以上前から不登校の子ども達の居場所作りをされている認定NPO法人フリースペースたまりばの理事長西野博之さんと脳科学者の黒川伊保子さんの対談のテーマは『不登校』でした。対談の中で、不登校の子どもはもちろん、その保護者も、先生も、今の学校制度の中で苦しんでいる被害者だと言われました。学校制度そのものを変えなければ、不登校は増え続けると思います。


 今の学校制度は、明治時代に「強い軍事国家」を目指して作られたもので、150年間脈々と現在まで続いています。6歳になったら、全員狭い教室の中で、与えられた机と椅子に座って一人の先生の話を聞き続けなくてはいけません。社会が変わり、環境も大きな変化を遂げ、その中で学校制度だけが変わらずにいれば、適応できない子ども達が増えて行くのは当然の結果だと思います。

 

 正しい答えはAIが教えてくれる時代になりました。知識は必要に応じて取り出すことができます。これからの子ども達に必要なのは、課題を抽出する力、課題を解決するために知識をどう生かせばいいかを考える力ではないでしょうか。


 多様性の時代、学び方にもっと選択肢があれば、不登校という言葉も子ども達もなくなります。教育を受けるのは子ども達の権利であり、教育の機会を与えるのは社会の義務です。教育の制度を変えることに、これ以上時間をかけてはならないとお二人の対談を聞いて思いました。

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