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子どもたちがいる幸せ

 月に一度のご高齢の方がいらっしゃる施設に訪問に伺う日でした。午前中は5歳児がバスに乗ってデイサービスさんに行きました。いつもは歩いて行っているのですが、30分以上かかるので、バスに乗ることにしました。昨年のちょうど今頃、校外授業に出かけた小学生が熱中症で亡くなるという事故を思い出し、こんな暑い中で長時間歩くのは危ないと思ったからです。


 バスで2駅なのであっという間に着いたのですが、お友達と一緒に乗るバスはとても楽しかったようです。どこに座る?誰がベルを押す?切符は取っていいの?と子どもたちは大興奮だったのですが、「バスの中は静かにするんだよ」ということも伝えました。こうしてみんなでバスに乗って行く中でもいろんな学びがあります。


 デイサービスさんでは、おじいちゃん、おばあちゃんが子ども達が来るのを楽しみに待っていらっしゃいました。一人一人の方と「こんにちは」の握手をすると、目を細め、涙ぐまれる方もいらっしゃって、子どもたちがいるだけで幸せな気持ちになってもらえることを感じます。


 赤白の旗を上げるゲームをしたのですが、いつもはあまり積極的ではないKくんが、進んで手を挙げて、「赤上げて、白下げないで、赤上げて」などテンポよくみんなをリードしてくれました。おじいちゃん、おばあちゃんも、とても楽しそうにゲームに参加してくれました。帰りもバスで帰って来たので、子どもたちにとっては、いつも以上に楽しい訪問になったようです。


 4歳児は、午後から近くのグループホームさんを訪問しました。私は児童発達支援事業所の開所場所下見に行っていたのでついていけなかったのですが、ちょうど園に戻って来た時に、訪問から帰って来た子どもたちが「園長先生、おかえり~!」と迎えてくれました。子ども達から「おかえり~!」と言われただけで幸せな気持ちになります。デイサービスやグループホームのおじいちゃん、おばあちゃんの気持ちがよくわかりました。



 

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