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学びの多様化学校

10月31日文部科学省の発表によると、全国の小中学校の不登校児童生徒数が34万6482人になったそうです。昨年度より約5万人増加して、11年連続で最多記録を更新しています。昨年、30万人もいる不登校に驚いたのに、さらに5万人も増えるなんて!文部科学省は何も手を打っていないのでしょうか?


教員になりたい人も減って、現場は人手不足で喘いでいるようです。卒園児の保護者の方も、「先生に要望を言うと辞められそうで怖いからあまり話せない」と嘆いてありました。不登校も教員の成り手不足も、今の学校制度が時代に、人に合っていないからだと思います。早急な変化と改革が必要です。


 「一人一人違ってみんないい」と言いながら、クラス全員が同じゴールを目指さなくてはいけない矛盾を誰もが感じています。人それぞれ得意なことや苦手なことがあるのに、オールマイティを求められると、とても苦しいです。


 その矛盾や苦しみのストレスは弱い人に向けられます。余裕がない子ども達、学校の先生によって傷つけられている子どもたちがどれだけたくさんいるでしょう。もういい加減、今の時代に合った教育や教育環境を考えてほしいと思います。


 在園児の保護者の中には学校の先生がいらっしゃるのですが、お子さんはまだ小さいのに、毎日朝7時から20時近くまで保育園にいます。部活の指導もあって、休みも休みではない状態です。一番母親がそばにいてほしい年齢なのに、これでいいのかと悲しくなります。教員の働き方改革は絶対に必要です。


 先日、Y先生が令和7年4月に開校する『学びの多様化学校』のパンフレットを持って来てくれました。全校40~60人の中学校で、不登校のお子さんを対象に、9時半スタートで1日4時間の授業、『好き』を深めることができる教科が新設されるそうです。それだったら登校できるお子さんがいるかもしれません。少し光が見えてきたような気がしています。この学校をスタートに、時代やお子さんに合った多様性のある学校や教育が増えていくことを願います。

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