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就学先の選択

 小学校就学の進路は、通常学級・通級・特別支援学級・特別支援学校があることを昨日のK先生の講演で再確認しました。通常学級以外の進路を考えるのであれば、5月から教育相談会に向けた動きが始まるので、年長児のお子さんがいらっしゃる保護者の方は、そろそろ準備を始めた方がいいようです。


 通級に通うメリットとリスクについて昨日ブログに書きましたが、特別支援学級のメリットは、お子さんに合った授業を受けられるので、確実に学力がつくことです。通常学級では、理解できない授業でも座って聞かなくてはいけませんが、特別支援学級では習熟度に合わせた教材が準備され、個別指導を受けることができるので、学習の積み重ねができるそうです。


 リスクは、特別支援学級の学習指導要領に拠っているので、高校進学時の受験に対応できないこともあり、先を見通した選択が必要になります。また、特別支援学級では、モデルになる子がいないので、集団の力を活かせないこともリスクになります。


 それぞれのリスクとメリットを理解したうえで、進学先の学校を見学に行くのがとても大事だと話されていました。実際にそこで学んでいる子ども達の姿を見たり、先生の指導を見ると、選択を決定できる何かを見つけられるかもしれません。特別支援学級や通級に行くお子さんで、放課後等デイサービスの利用を考えてある方もいらっしゃると思いますが、千差万別なので、しっかり見学して決めることが大事だと話されていました。


 境界知能という言葉を最近よく聞くようになりましたが、知能指数の平均が100だとすると、70から85の子ども達は境界知能で、全体の14%くらいいるそうです。通常学級35人の中に5人いると言われる子ども達は通級や特別支援学級に入れないこともあるので、その支援もとても重要だと思います。


 今年度は、就学する全ての小学校から連携会議の案内が届きました。小学校も、保育園・幼稚園での子ども達の姿を把握することが大事だと認識してくれたのでしょう。就学時の姿をイメージしてしっかり小学校に情報を伝えたいと思います。

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