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成長に合わせて

 はな組(2歳児)は、運動会をする公園グランドまで歩いていきました。2歳児だけの遠くまでの散歩は2回目です。汗びっしょりになって子ども同士で手をつないで歩いて帰ってきた姿に成長を感じました。行きも帰りも誰も何も言わずに歩いてくれたそうです。


 さすがに疲れて玄関に座り込んだMくんに「よくがんばったね。顔が真っ赤だよ」と言うと「ちがう。かけっこしたから!」「パイナップル(体操)もおどったと!」と少し怒ったような顔で返事が返ってきました。それだけがんばったということでしょう。隣で同じように座り込んでいるYくんは、自分の靴を靴箱に片づけたくないようです。それを見たKちゃんが、黙ってYくんの靴を靴箱に片付けてくれました。その成長にも驚かされます。友達のことを気遣うこともできるなんて。子ども達は日々心も体も育っています。夕方、保護者の方に子どもだけで手をつないで公園まで往復して歩いたことをお話しするとびっくりされていました。友達と手を繋いで長い距離を歩いた子どもたちの成長を一緒に喜ぶことができました。


 りんご1・2組(3・4歳児)は、近くの公園にダンスの練習に行きました。帰って来るのが遅かったのですが、やり遂げた感でいっぱいの顔で帰って来ました。暑い中の練習は大変だと思いますが、友達と一緒だと頑張ることができて、達成感があるのですね。


 もちろん、今日もりんご3組(5歳児)の子ども達は、跳び箱やカラーガードの練習に自分から取り組んでいます。7段跳べる子もでてきたことも嬉しいのですが、友達のことを応援したり、友達ができると自分のことのように喜んでいる姿がさらに嬉しいです。


 10月に運動会をするのは、子どもたちの発達を大きく突き動かします。ちょうどパズルがぴったりはまるように、経験と心が互いに刺激し合って子どもたちを成長させてくれます。自信がついて、ちょっと羽目を外してしまうこともありますが、この大きな成長をさらに伸ばせるように、運動会が終わったら、次の課題を設定し、環境を整え、私たちの関わりを変えていかなくてはと思っています。


 自分でできることは自分で、自分でできなかったこともやってみようという気持ちを育てるために、手を出しすぎないよう、声を掛けすぎないようにしたいと思います。保育の最終目的は自立です。4月から半年経って、できること、できそうなことが増えているので、それをしっかり見極め、子ども達が自分で考えて行動できるようにしたいと思います。ますます運動会が楽しみになってきました。

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