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新しい出会い

 5歳児の子ども達と、少し遠くにある(子どもたちが歩いて30分くらいです)デイサービスさんを訪問しました。初めての場所で緊張気味でしたが、おじいちゃん、おばあちゃんが拍手で迎えてくださったので、子どもたちの顔も自然に緩みました。


 最高齢のおばあちゃんは94歳。とてもお元気そうで、年齢を感じさせないパワーがあって、歳を取るのも悪くないのかな?と(個人的に)前向きな気持ちになりました。15人くらいのおじいちゃん、おばあちゃんたちが、「かわいいね」「こどもはいいね」「来てくれて嬉しいよ」と口々に言われました。そこにいるだけでおじいちゃん、おばあちゃん達に元気を届けられるなんて、子ども達の力はすごいです。


 初めに子どもたちが名前と年齢、大きくなったら何になりたいか(子どもたちが話し合って決めたそうです)を話し、自己紹介をしました。ちょっと照れてしまう子もいましたが、「消防士になりたい」「ラーメン屋さん」「救急病院の人」「サッカー選手」と言うたびに、「ほぉ~!」と拍手をしてもらい、さらに子どもたちの気持ちが高まりました。


 次におじいちゃん、おばあちゃんがお名前と年齢を言って自己紹介をしてくれました。80代の方が多く、少し若い方もいらっしゃいました。年齢は・・・になると、忘れてある方もいらっしゃいましたが、歳を忘れるのもいいですね。


 毎月訪問している近くのグループホームさんのおばあちゃん方は、車いすに乗ってあるのですが、今回の方々はご自分で歩いてあったので、子ども達と一緒に楽しい活動もできそうです。どんぐりコマをプレゼントしてもらい、一緒にコマを回したり、『十五夜さんのお月見』の手遊びも盛り上がりました。


 子どもたちが着いたときから、ずっと「ジャンケンポン!」と、じゃんけん勝負に誘ってくださるおばあちゃんがいらっしゃいました。じゃんけん勝負は、最初から最後までずっと続きました。じゃんけんがお好きなのかな?と思ったのですが、帰り際、施設の職員の方が「いつもはあんなに元気じゃないんですよ」と言われました。本当に子どもたちが来たことを喜んでくださっていたのだと思います。


 帰る時、一人一人の方と握手をすると、「またおいで」「待ってるよ」「かわいいね」とたくさん声をかけてもらいました。子ども達がいるだけで、楽しい、嬉しい気持ちになってもらえるんですね。子ども達の名前を覚えてもらうために、次回は名札をつけていきたいと思います。

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