新型コロナウィルスが5類へ
5月8日、ゴールデンウィークが明けたら、新型コロナウィルスは2種感染症からインフルエンザと同等の5種感染症になります。これに伴い、文部科学省は登校・登園停止期間を「発症から7日間」から「発症から5日間が経過し、かつ症状経過後1日を経過するまで」に変更しました。成人についても、同様の期間は外出を控えるように推奨するとしていますが、個人の判断に委ねられるそうです。
令和5年4月号のS小児科病児保育便りによると、令和5年2月19日~27日に日本赤十字で献血された13,121名の血液で、新型コロナウィルスに感染した人のみが持つ「N抗体」の検査を行った結果、N抗体陽性者は42.3%だったそうです。
福岡県は、最も高い59.4%だったのですが、福岡県が発表した報告から計算すると、新型コロナに罹患した人は30.7%なので、半数の人が検査していなかったり、検査で陽性だったのに報告していないということになるようです。
一人の感染者が何人に罹患させるかという数字は病気によって異なるそうで、インフルエンザでは約1.5~3人、新型コロナウィルスのオミクロン株は10人と言われていて、高い感染力を持っていることがわかります。
人口のどれだけが免疫を持つと流行しなくなるかの目安となる数字があって、これは病気の感染力に比例し、集団免疫を獲得するには、インフルエンザでは50%ですが、オミクロン株では90%必要になります。
罹患者は、日本は42.3%、イギリスでは86%だそうで、感染症の専門家は「イギリスでは今後大流行は起こりにくいが、日本ではまだまだ大流行が起こり得る」と警鐘を鳴らしています。
3年間感染予防対策をして、他の感染症も抑えられていたため、現在一気に様々な感染症が流行しているそうです。通常は1,2歳でかかるRSウイルスに3,4歳で初めてかかる子どももいると書かれていましたが、りんごの花保育園でも、ゴールデンウィーク前に、RSウイルス、アデノウイルスが流行していました。
ゴールデンウィーク明けは、疲れや生活リズムの乱れ、いろいろな場所に出かけて感染症にかかっていることも考えられるので、一人一人の体調の変化に十分注意し、ゆったりと過ごしたいと思います。
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