新年度保育園入所申込

　本日、令和7年度保育施設等の利用申込手続きの案内がホームページに掲載されました。昨年より1週間ほど早くスケジュールが進むようです。

　あれほど保育所の定員割れを心配していたのですが、現在近隣のどの保育園もいっぱいで、入所できなくて育児休暇期間を延長されている方もたくさんいらっしゃるようです。保育園にとってはありがたいことですが、保護者の方にとっては待機児童問題が復活するかと思うと気が重いですよね。需要と供給のバランスを取るのは本当に難しいです。受け入れる設備があっても、保育士が足りません。保育士がいないから定員を下げざるを得ないと言われる園長先生の声もよく聞きます。

　りんごの花（保育園も児童発達支援事業所）も10月に児童発達支援事業所を開所するので、保育士を募集しているのですが、全然反応がありません。かなり困っています。保育士養成校の入学者も減っているので、今後保育士不足に拍車がかかるのは目に見えています。何か対策を打たなければと焦ります。

　厳しい残暑が続く中、今日は2か月の赤ちゃんを連れたご夫婦が見学に来られました。明日は3か月の赤ちゃん、明後日は8か月の赤ちゃんと月齢が低いお子さんを連れた見学の方が増えています。保育園に預けても大丈夫と思ってもらえるようお話をさせてもらっていますが、伝わっているでしょうか？

　見学の方は、りんごの花保育園の子ども達の姿を見ると安心されるようです。みんな自分らしくのびのびと過ごしています。見学者の方が来られても、いつも通り自分たちの遊びに夢中です。見学の方が来られたからと言って、丁寧に自分からご挨拶をするわけではないのですが、挨拶をされたら、にっこり笑って返しています。

　以前、どこかの園で、お客様が来られたら、子ども達がスリッパを並べて挨拶してよく教育されていると話された方がいらっしゃいましたが、それは不自然な気がします。子どもが自らお客様をもてなしたいと思ってするのはいいと思いますが、子どもには子どもらしい時間を過ごす権利があります。自分が楽しんでいる遊びがあればそれを充分楽しんでほしいと思います。

　時が経つのは本当に早いです。もっともっと今の時間を、今ここにいる子ども達と一緒に楽しみたいと思います。