看護との連携
先日、近くの大学の看護学科の先生が、児童発達支援事業所を訪ねて来られました。来年の夏に学生の実習を受け入れてほしいという依頼でした。事業所ができてまだ3ヶ月ですが、実習を受け入れるのは自分たちの勉強になるので、喜んで承諾しました。
大学病院に来る子ども達の6人に1人は発達障がいのお子さんだそうです。定型発達のお子さんと比べて配慮をしなくてはいけないことがたくさんあるので、事業所のお子さんと先生達の関わりを見て学生に学んでほしいと仰っていました。
肺炎になっても、家庭で薬が飲めなくて、重症化してしまうお子さんもいるそうです。お母さんに「病状が良くならなかったら、いつでも来てくださいね」と言うと、「ここに来るまでが大変なんです」と言われ、想像以上の子育ての大変さに学生が驚かされることもあるそうです。
「特別な配慮が必要なお子さんに、どんな言葉で伝えたら伝わるんだろう?」と悩む学生さんもいると言われるお話を聞いて、命がかかっている仕事に携わっているお仕事の大変さを感じました。4日間保育園実習をした後、療育支援事業所で1日実習をさせてほしいそうです。
随分前に、超未熟児で生まれ、保育器で育つ赤ちゃんの成長に危惧を感じた病院の院長先生がNICUに保育士を配置したところ、保育士が関わることで赤ちゃんの心の成長が促されたという話をされたことを思い出しました。心と身体の発達や命を守るために、医療だけではなく、保育士の専門性が求められているのだと思います。私達のノウハウを伝えながら、私達もたくさんのことを学びたいと思います。
今年も拙いブログを読んでいただき、本当にありがとうございました。7年半続けていますが、日々このブログを書きながら、自分の未熟さと周りで支えてくださっている方たちの温かい思いを感じています。今年も大変お世話になりました。新年は1月4日よりまた思いをつづらせていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
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