繰り返さないために
今日、右腕をつったHちゃんが、登園してくれました。子ども達は、とても心配そうに声をかけたり、そっと見守ったりしていました。不意にぶつかってしまうことがないよう、子ども達にもどんなことに気をつけなくてはいけないか先生たちが話してくれました。
朝は、危なくないようにつぼみ組(0歳児)の部屋で過ごしていたHちゃんですが、やっぱりいつものお部屋と仲良しのお友達がいるところがいいようで、りんご組(3・4・5歳児)の保育室に戻っていました。5歳児はもちろん、元気がいい4歳児の男の子達も、Hちゃんのことをとても気にして、椅子を持ってきたり、Hちゃんのことを守りたいようで隣に座っていました。その姿を見て、子ども達もHちゃんの痛みや辛さをわかっているんだなと胸が痛くなりました。
園庭で子ども達が遊んでいる姿を見守る時も、これまで以上に子ども達の動きが気になりますが、怪我をしないように注意をし続けると、自分で注意しようとする力の育ちを妨げてしまいそうです。いろいろ考えると、本当にどうすればいいのかわからなくなってしまいます。
今日は午後から危機管理の研修を受けました。あまりにものタイミングだったので、受講をやめようかとも思いましたが、子ども達の事故を防ぐためにできることの知識を深め、万が一事故が起きた時に、もっと適切な対応が取れるようになりたいと思って受講しました。
保育施設における事故の特性を考えると、どんな手立てをしても完璧に事故をなくすことは難しいですが、ガイドラインを遵守し、職員間で共通認識を深め、協力し合って事故の発生リスクをできる限りなくしたいと思います。
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