自己肯定感
- 智子 大瀧
- Jun 19, 2024
- 2 min read
昨日、西部療育センターの医師の方の研修を受けて、これまで悩んで来た療育について整理できたように思います。
日本はまだまだ罰を与えるという文化が根強く、子どもは叱って育てるものという社会観念が一般的です。
私も褒めること、認めることを大事にしたいと思いながらも、つい不適切な行動を見かけたら注意したり、叱ったりしていました。
昨日の研修で言われたのは、叱るのは、相手を傷つけたり、叩いたり、危険な行為の時だけでいいということでした。
イギリスは叱らない子育てが一般的で、そうなったのは15年くらい前からだそうです。それ以前はイギリスも子どもを叱っていたのですが、褒める子育てに変わったそうです。だから、私達も安心して、子ども達を叱らずに、認めて褒めて育てましょう。
そう思いながら、りんご組(3・4・5歳児)に行くと、机の上に乗っているQくんと、Pくんを誰も叱ってはいませんでした。「降りよう」と声を掛けるか、抱っこして降ろしています。大正解です。「もう!なんで机に乗るの?」とため息まじりに降ろしているのは私だけです。すみません。勉強が足りていませんでした。
今朝の園庭での出来事です。何かのきっかけで怒ったQくんが拳を振り上げました。いつもだったら、「やめて」と拳を掴んで言うのですが、「この手、下ろそう」と言うと、少し戸惑った後、Qくんが手を下ろしてくれました。すかさず「すごい!下ろすことができたね』と褒めると、別の方に視線を向けて気持ちを切り替えることができたようです。
「ギリギリセーフ」でできていることを褒めることが大事ということも昨日学びました。QくんやPくんのような子は、叱られることが多いので、自分に自信がもてないのかもしれません。たくさん褒めて、自分を信じられるようになってほしいと思います。
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