裸足で遊ぶ
今日も寒かったですね。時々雪がちらつく中を、子ども達は元気いっぱいに園庭で遊んでいました。0・1・2歳児の子の中には、裸足で遊ぶことが好きな子が多く、足は冷気で真っ赤になっています。「お靴を履こう」と言っても、その言葉を振り切って外に出て行ってしまう姿を見て、やっぱり子どもはすごいなと思います。
冷たさよりも、裸足で土を踏む感覚の気持ち良さの方が優先するのでしょうね。羨ましいくらいです。そう言えば、開園した当時は、園庭が小さな石ころだらけで、裸足で走り回ることができませんでした。3年かけて、土も石もすっかり馴染んできて、裸足の子ども達を気持ちよく受け入れてくれます。園舎も園庭も、狭いながら本当に使いやすくなりました。
・・・ということで、りんごの花保育園の子ども達は裸足で遊ぶのが大好きです。裸足で遊ぶと、土踏まずが形成され、踏ん張ることができるようになり、体幹がしっかりします。
最近の子どもは室内で遊ぶことが多いので、なかなか土踏まずが形成されないと言われています。土踏まずは、生まれつき備わっているのではなく、歩き始めてから少しずつ形成されていくものなので、乳幼児期にどう過ごすかが大事ですね。
土踏まずを形成するために、草履をはいたり、足裏マッサージをしたりなど『足育』の取り組みをしている園もあります。土踏まずがないと、歩いてもすぐに疲れたり、転びやすいなど、結果、運動が嫌いになることにも繋がりかねません。
社会の変化で歩くことも少なくなっていますが、歩くことは運動の基本ですね。楽しみながら体を動かすことで自然に土踏まずが形成されるよう、裸足で遊ぶ子を応援したいと思います。
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