魔法の言葉
子どもの遊びから三間(サンマ)がなくなったと言われてからどのくらい経つでしょう?三間とは、「時間・空間・仲間」のことです。この20年でも子ども達が外で友達と一緒に遊ぶ機会は劇的に減りました。
私が小さい頃は「〇〇ちゃん、あ・そ・ぼう!」と、遊び友達のおうちの玄関前で大きな声で誘ったものです。私の子ども達は、電話をかけて「今日遊べる?」と訊いて、遊びに行っていました。子ども達は塾や習い事で忙しくなったのです。
今では保育園や幼稚園の子ども達だけで遊んでいる姿を見ることはなくなりました。交通事故・子どもを狙った犯罪が増え、子どもだけで外出させるなんて考えられなくなったのでしょう。道で小さい子どもが一人で歩いていると不審に思うような時代になってしまいました。
その分、家の中で一人、あるいはきょうだいだけで遊んでいるのでしょうね。以前はDVD視聴が遊びの大半を占めているという話を聞くこともありましたが、最近は小さい子でもタブレットを使ったゲームが遊びの主流になりつつあるようです。いろいろ心配なこともありますが、今からはパソコンを使いこなす技術も必要な時代になるので、それも大事なのかもしれません。
でも、寒くなるとさらに電子機器を使う時間が長くなるので心配ですね。先週、Mちゃんのお母さんから「小学校の講演会で、タブレットや携帯などの長時間使用をやめさせる魔法の言葉を聞きました。それを言ったら、本当に6時以降はピタッとやめるようになったんですよ」という耳寄りな情報を教えてもらいました。どんなすごい言葉なんだろうと思ったら・・・「夜、携帯やタブレットから出るブルーライトを浴びたら、身長が伸びなくなるんだって!」
男の子にはテキメン効果があるそうです。小さい子にはまだ伝わらないかもしれませんが、お兄ちゃん、お姉ちゃんになりたい4,5歳児の子ども達には効き目があるかもしれません。どうぞお試しください。
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