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12月のお話会

 12月の「みーちゃんのおはなしかい」でした。「未満児クラスの子ども達が、目をキラキラさせてお話を聞いてくれるのがとても嬉しい」とお話会の先生方がおっしゃっていました。以上児クラスは、絵本がない、言葉だけのお話をしっかり聞けるようになりました。お話を聞いて、頭に思い浮かべて、ストーリーを楽しめるようになると、お話がさらに好きになりますね。少々長い話もずっと集中して聞いています。


 今月は、「ぐりとぐらのおきゃくさま」の絵本をプレゼントしていただきました。クリスマスが近づいているので、小さいクラスに行くと、みんなそれぞれ違うクリスマスの絵本を持って来て「よんで」「もう1回」と催促されます。目には見えない時の流れですが、だんだん寒くなり(今日はポカポカ陽気でしたが)、子どもたちはクリスマスの絵本を読んだり、クリスマスの製作をしたり、クリスマスの歌を歌っているうちに、だんだんクリスマスが近づいていることを感じるようです。


 「ぐりとぐらのおきゃくさま」に出てくるサンタさんは、最後にぐりとぐらにチョコレートがかかったカステラをプレゼントしてくれます。一番最初のぐりとぐらが卵で作ったのもカステラです。カステラは、きっと昔の子ども達の憧れのお菓子だったのでしょう。作者の中川李枝子さんと山脇百合子さんは姉妹で数多くの夢がいっぱいの絵本を出版されました。昨年妹さんの山脇百合子さんがお亡くなりになったので、あの世界が新しい扉を開けることはなくなってしまったのが悲しいです。私が小さい頃はカステラやバナナは特別のおやつでした。今の子ども達は、甘くておいしいお菓子をいつでも手に入れることができて、幸せですね。


 「11月の誕生会」では、カステラはちょっと難しいので、S先生がホットケーキをみんなの前で焼いてごちそうしてくれました。おもしろい絵本に、おいしい匂いやプツプツと焼ける臭いが加わって、子どもたちの世界は「ぐりとぐら」でいっぱいになりました。


 明日は12月生まれのお誕生会です。12月生まれの子ども達は、今日のお話会でも「お話のローソクの火」を吹き消すという特別な任務を、とても嬉しそうに遂行しました。12月生まれの子ども達が主人公になれるお誕生会、そしてクリスマス会と楽しい行事が次から次にやって来ます。インフルエンザもあれから広がっていないので、このままこどもたちが元気でクリスマスを楽しみ、新しい年をワクワクしながら迎えられますように。

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